皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。
寒い日が続きますが今年はまだ霜柱を一度も見ていません。例年よりもやはり暖かいと感じますね・w・
さて、本日は痛みの種類についてお話ししていこうと思います。
以前痛みには侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性疼痛の3つあるという話をしたと思いますが、今回は一次痛と二次痛について説明していきたいと思います。
3つの痛みについてはこちらから
一次痛と二次痛ですが同じ痛みでも厳密に分けると違います。
まず、一次痛は急激な衝撃等により発生する痛みのことを指します。例えばタンスの角に足をぶつけて、うずくまって打撲部位をさするときが当てはまります。

それに対して二次痛は打撲した後に、ズキズキしたり痛みが続くことがありますね。そういった状態を指します。
そのため、整形外来に受診する際に対応する痛みのほとんどは二次痛に対して行います。
一次痛は急激な衝撃に対して起こるため痛みの持続としては短いです。ですから、一次痛と二次痛として分かれてはいますが、実際に自分の身体として感じる際にそれが分かるかと言われると難しいと思われます。
では、二次痛がどれだけ持続するのかと言いますと炎症が起こりつづける限り痛みは持続します。厳密に言えば、緩和と悪化を繰り返すといった状態です。侵害受容性疼痛は受容器が刺激を受け取りその信号を脳へ伝達することにより痛みを感じます。
ですから、痛みの緩和と再燃を繰り返すようであれば早めに受診しましょう。悪化を繰り返すことで痛みはどんどん増強傾向になりますし、組織破壊は進行するため他の部位にまで痛みが発生することもあります。
本日はここまでです。
日進月歩
山田整形外科