皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。

先日、自分の担当外の患者様からブログ読んでいますよ!とお声をいただき大変うれしく思います。少しでも読んでくれる方が増えて、少しでも患者様の知識が増え正しい治療、間違った治療の判別がつけば最良だなあと日々思います。

現在週1更新ペースで頑張っていますが、正直ブログの更新に追われて精神的にキツイと思うことももちろんありますが、患者様から感謝されるとやっぱり頑張れますね。本当にいつもありがとうございます。

本日は理学療法士の今後についてお話します。これから先の理学療法士のあるべき姿といいますか、こうなって欲しいなという私自身の願望ですね。

そもそも理学療法とは、物理療法(電気治療など)、運動療法を行い機能低下している人達に対して、機能の維持、改善を目的とするものです。私はこの機能の維持という言葉があまり好きではありません。機能の維持と定義してしまうと、自分の責任で良くならない患者がいても機能が維持されているから大丈夫なんだと思ってしまう理学療法士が増えるからです。

ですが、一般の方いや理学療法士以外の医療専門家達も『理学療法とは』と質問してもおそらく答えられないでしょう。つまり、理学療法の専門性ってなんなの?って話なんです。

  • 理学療法士
  • 柔道整復師
  • 按摩師or鍼灸師
  • 整体師 etc…
ほとんどの人は上述した職業と明確な区別が難しいと思います。理学療法はリハビリをするってイメージだとは思いますが、リハビリとは厳密に言うと『Re:habilitation』で日本語にすると機能の再獲得という意味になります。例えば怪我をしてスムーズに歩けない(びっこを引く)人を以前と同じ状態に改善させるということです。

なぜ、ここで専門性という話をしたかと言いますと、専門性がなければ社会にとっての必要性が薄れるからです。一般的に理学療法士が認知されてきたかとは思いますが、それでもマッサージをする人って思っている方も非常に多くいますし、他職種との明確な区別がついていないことが現状です。

実際に理学療法士は名称独占ですので、理学療法士じゃなくても治療行為を実施できるんです。その点からも理学療法士の専門性の薄さが感じ取れます。

けれども、理学療法士にしかできないことはたくさんあるんです。肩、膝、腰等の痛みで整形外科を訪れる患者さんは多くいますが、その場で痛みを取れる職種は理学療法士しかいないと思っています。

本日はここまでです。次回は理学療法士の専門性を更に詳しくお話していきたいと思います!

本日もお疲れさまでした。

日進月歩

山田整形外科