皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。

やっと桜が咲いてきましたね。今年は寒い日が続き開花宣言が遅くなりましたが、大岡川沿いもだいぶ綺麗なピンクが目立つようになりましたが・・・これから天気が悪い日が続きますね。

足の裏の痛みの最後のシリーズになりますが、本日は母趾の底面にある種子骨障害について説明していきたいと思います。

第一中足骨の下側に種子骨という小さい骨が2つあります。この種子骨が歩行や運動時に母趾が捻じれたりすることにより、種子骨が側方に変位し種子骨に付着する靭帯や筋肉を損傷し痛みを生じることがあります。

種子骨なんてなくても良くない?こんな小さい骨が何かの役に立つのか?と思うかもしれませんが、種子骨があることにより、第一中足骨の直径を大きくし、より大きな回転運動を生み出すことを可能にしています。と言っても良く分からないと思いますので・・・簡単に言うと歩行効率を向上させるために重要な機能を持っています。



種子骨は中足骨の先端にありますので、痛みはつま先に荷重がかかった時に生じます。本来歩行の蹴り出しの時に、母趾と第2趾で行えることがベストです。母趾と第2趾で行うことにより床面に対して平行に蹴ることができる(この時種子骨も床面に対して平行にある)ため、直線的に推進力を発揮することができます。

しかし、母趾の内側に荷重がかかりすぎると床面に対して斜めに蹴りだすことになるため、母趾が捻じれ、その時に種子骨も床面に対して斜めに接地していることになります。本来は種子骨は溝に埋め込まれ靭帯により結合しているため側方に変位することはないのですが、蹴りだしの崩れが続くと溝がなくなり、靭帯が損傷し脱臼してしまいます。

母趾が捻じれているかなんて普通は分からないと思います。外反母趾の方では母趾が捻じれている方が多いのですが、プロでも未だに外反母趾の原因はハイヒールのような先の狭い靴を履いているからだ!と言っている専門家も多く存在していますし、母趾の捻じれと聞いてもピンと来ないのが普通です。

捻じれといっても雑巾絞りのように捻じれているわけではないので、目で見て判断できるわけではありません。では、何を基準に母趾が捻じれているのかチェックするかといいますと、基本的に荷重が多い部分の皮膚は硬くなり、繰り返されると胼胝(たこ)ができます。母趾の側面にたこがある方、皮膚が硬くなっている方はその部分に荷重が集中しているため要注意です。

たこが出来てすぐに対処すれば良いのですが、たこがなぜできるのか分かっていない方が大多数です。そのため、本当に悪化するまで病院に行かないのが現状ですし、たこが出来たら削れば良いだろうくらいにしか考えていないため、それが骨や靭帯等に影響するとは頭の片隅にもないでしょう。

治療法としては、痛みが強ければ安静にし腫れや発赤が落ち着くまで待ちましょう。炎症症状が落ち着いたら、理学療法士による歩行や運動パフォーマンスの改善を行います。ストレスが集中することが痛みの根本原因のため、フォームを改善しなければ痛みは繰り返されます。

悪化してからよりも悪化する前に対処しましょう。

本日はここまで!

痛みシリーズ@足の裏編 完結です。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

日進月歩

山田整形外科