皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。

キャベツの値段が高騰しすぎて値札を見て驚愕しております。1玉800円ってすごいですよね・・・飲食店の方などは大打撃でしょうし、通常の4、5倍の価格ですからね。ラーメン二郎の野菜にもキャベツが入っているので今回の高騰でまた値上げにならなければ良いと思うのですが・・・

さて、本日は『知っている』『わかっている』の違いについてです。似たような意味合いを持ちますが、本質は異なってきます。

なぜこのような事を言っているのかといいますと、後輩や学生に指導するとき、患者さんに説明するときに『知っている』と『わかっている』では状況が大きく変わります。

例えばですが、外反母趾を知っている理学療法士は多数います。理学療法士に限らず外反母趾は皆さん知っているかと思います。ですが、知っているとは言葉だけを知っているだけであり、外反母趾の病態、原因、治療はわかっていないのです。

外反母趾をわかっていなければ、当然治療法も見出す事はできないでしょうし、人に説明することも当然できませんよね。よく『人に説明できなければ理解していない』とは言いますよね。まさにその通りだと思います。

以前インソールの研修に行ったときのことです。私は研修に行く前にインソール療法を当院で行っていましたが、外で刺激をもらうためにもと思い研修には年に1度は行くようにしております。そして、研修先で講師のオリジナルの部分などを聞いて吸収できればと思いましたが、マニュアル通りの評価と削る作業だけを教えられて二日間が終わりました。

私はその時に、結局インソールの研修ではインソールの作り方を教えるだけで、臨床でどのように活かしていけば良いか全く教わらないんだなと感じました。そのため、インソールの作り方は知っている理学療法士ばかり増え、本質を理解していない理学療法士が多いのではないかなと・・・

何か質問をされて相手が理解できるまで説明できなければ、それは自分の知識不足、技術不足で『わかっていない』ということです。それをこの先もきちんと受け止められる人間でいたいなと思います。

本日はここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

日進月歩

山田整形外科