皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。

連日寒い日が続きますが、体調は崩しておりませんか?

整形外科に受診する大多数の患者様は痛みを訴えて病院に来ると思います。

一言で痛みといっても、人により痛みの場所、強さ、種類は異なりますし、痛みが出ている箇所とは別のところに原因がある場合もあります(関連痛等)。

心筋梗塞で肩が痛くなるということは良く聞きますよね^^

その痛みの原因をお医者さんが予測し病名を診断して治療を行っていくのですが・・・ 画像ばかり見て患者様を診ないお医者さんも多いですよね・。・

患者を見ない医者が患者の病態がわかるはずがありません。痛みは患者様の症状をきちんと聞かないとその原因究明には至らないため、患者様も気を遣うとか考えずにちゃんと伝えてくださいね! では『痛み』について深く考えていきましょうか^^

痛みについてですが、大きく分けて以下の3つに分けられます。というよりもこの3つしか存在しません。 侵害受容性疼痛とは、機械的刺激や化学的刺激により疼痛誘発物質や炎症物質が生成され、それが神経(脳)に伝わる事で痛みを発するもの。

具体例を言うと、変形性膝関節症や慢性腰痛や肩こりなどが当てはまりますね。

神経障害性疼痛は、神経そのものが障害されているものを指します。

つまり、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、前回説明した帯状疱疹も神経障害性疼痛を伴う事がありますね。

侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛でも説明できない場合には、心因性疼痛となります。

なぜこんな専門的な事をブログで話すのかと言いますと、治療においてものすごく重要ですし、患者様もある程度知っておいた方が良いからです。

 痛みといっても、痛みの原因は様々です。つまり、その痛みの原因に対しての治療を行わなければ治療効果は出せないということになります。

侵害受容性疼痛は日常的に感じる事が多く、例えば腕をつねったり、足をぶつけたりして痛むのは侵害受容器が興奮したことによる症状です。

侵害受容性疼痛は皆さんも知っているロキソニンによって疼痛が軽減できます。しかし、ロキソニンは炎症を抑えたり、疼痛に敏感な状態を軽減しますが、神経には作用しません。

つまり、腰部脊柱管狭窄症なのにロキソニンだけを飲み続けても痛みは取れません。

また、神経障害性疼痛は侵害受容性疼痛と合併している事も多いため、複数の薬を処方されることが多いかもしれないですね。

長々と文章を書きましたが、私が言いたい事は薬を飲んでも効果が全くない(改善も悪化もしない状態)場合は痛みの原因に対して薬が作用していない可能性が考えられるため、きちんと相談をした方が良いという事です。

週に1度の更新はなんとかしていきたいと思っております!

次回は侵害受容性疼痛について詳しく書いていきたいと思います。

本日も皆さんお疲れ様でした。日進月歩。

山田整形外科