皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。
寒い日が続きますが雪が降りそうな気配は全くありませんね・w・年末にスタッドレスタイヤに切り替えたので少しは降って欲しいなと思いますが、それはそれで大変なので何とも言えないところでございます・。・
さて、本日は感覚のお話しをしようかと思います。
感覚といっても様々なものがあり、特殊感覚、体性感覚、内臓感覚が存在します。その中でも今回は体性感覚において説明していきたいと思います。

体性感覚と言われてもピンと来ないかもしれませんが、触覚や痛覚と聞くと途端に身近な感じがしますよね。
細かい説明をすると長くなるのですが、それぞれの感覚はいくつかの神経経路により脳に伝達されています。そして、何らかの刺激が加わった時に侵害受容器がそれを察知する感度と神経線維が伝達する速度は異なります。
この刺激には以前のブログでも説明しましたが、機械刺激、化学刺激、温度刺激があります。
詳しくはこちらをどうぞ。侵害受容性疼痛とは
更に大事なことは、感覚は順応するため慣れが存在します。日常生活で言えば、お風呂に入る時に最初はものすごい熱いけど段々ぬるく感じることはないですか?これは温覚に対して身体が順応したことによります。しかし、冷たい水に入った時はいつまで経っても慣れませんよね?これは人体が冷覚には順応してはいけないという反応なのです。
なぜ感覚によって順応に違いがあるのかといいますと、人体にとって大きな影響を与える刺激ほど順応しないようになっています。例えば痛覚が代表的ですね。痛覚は人体にとって危険を知らせる信号のため絶対に順応しないように生体がなっているのです。そのため、皮膚の痛覚神経は1cm2あたりに多くの線維が集中しています。
そして侵害受容器に刺激を送る化学刺激に対して効果を示すものがロキソニン等の鎮痛薬ですね。要は侵害受容器に刺激がいかなければ痛みを感じることはないので、その刺激をコントロールするということです。ですが、危険を知らせる信号を意図的に制御するのが良いのか悪いのか・・・これはまた終わらない議論が始まりそうですね・w・
本日はここまでです。
皆様お疲れさまでした!
日進月歩
山田整形外科