皆様こんにちは!理学療法士の髙橋です。
暖かい日が続いて桜もかなり咲いてきましたね^^昔は入学式までに桜が満開になるのかどうかと考えていましたが、最近では桜が残っているかどうかに変わりつつありますね・w・
さて、足部のアーチについて説明していきましたね。以下よりご参照ください。
足部のアーチとは?
足部のアーチの機能
足のアーチが変形していたり、歩行中や運動中に痛みが出る人に対して行う治療として『インソール療法』があります。
インソールという言葉は皆さまも耳にしたことはあると思いますが、足のアーチを保持したり、アーチを高くするものとイメージしているのではないでしょうか?確かにアーチを高くしたりしますが、私が作っているインソールは単に足部アーチを高くするだけではなく、インソールの凹凸面により足部の関節運動をコントロールし痛みを取ったり、運動時のパフォーマンスを向上させることが可能となっています。

なぜそのような事が可能なのか?
例えば市販のインソールはアーチの高さが規定されており、数打てば当たるではないですがそのインソールが合う人もいれば合わない人もいます。
靴屋さんや装具士が作成インソールは大抵が足型をとってそれを元にインソールを作成します。自身の足型を採型するわけですから当然フィット感はあるかと思いますが、足部が変形している方などが作成する場合、自分の変形した足部を採型しても確かにフィットはするかと思いますが、関節運動が崩れている状態の採型を行っても崩れた関節運動を整える事はできません。
では、当院の理学療法士が作成しているインソールは他と何が違うのかと言いますと、歩行している状態を評価しそれを元にインソールを作成します。ほとんどの人は何もしてない状態よりも、圧倒的に歩行時や運動時に痛みや問題を抱えています。その動いている状態を評価し、インソールを作成する事で治療効果を高めています。
また、以前の記事でもお話ししたように歩行時に足部のアーチは変形を繰り返します。そのため、止まっている状態で評価をしてインソールを作成するよりも、歩行している状態を評価しインソールを作成したほうが良いためです。
インソールの最も良い点は、無意識下で足部の動きをコントロールできることです。歩行中の片足が着いている時間は1秒に満たないため、意識的にコントロールすることは不可能です。よく親指を意識しなさいという理学療法士もいますが、私は無意味だと思っています。
無意識下で足部の動きをコントロールすることにより、歩行しているだけでそれが治療になるのです。人間学習能力が高いため、インソールにより正しい足部の動きになれば、例えば裸足の状態でも良い状態が保持されるようになるのが理想と考えます。
私も日々精進して、今よりももっともっと良いものを作っていきたいと思います!
本日も頑張りましょう!
日進月歩
山田整形外科