皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。昨日夜からの台風すごかったですね><私は東海道線を使うのですが、12時前にやっと動いたという状態でして・・・皆さんは自宅や周辺は大丈夫でしたでしょうか;; 本日は肩のリラックスしているときってどういう時?って話をする!と言って前回終わりましたね。腕を垂らしているだけなのに、なんで痛いの!?力なんて入ってないのに・・・ってなりますね。 肩関節(ここでは肩甲上腕関節を指します)は肩甲骨と上腕骨から成り立つ関節で、上腕骨がぶら下がっている状態になっています。肩関節は不安定な関節で、それを腱や靭帯などが補っているという話はしましたね^^ この赤線で囲った部分が上関節上腕靭帯烏口上腕靭帯です。これらが腕が垂れ下がっている時に重要な役割を果たします。 もしこの靭帯が働かないとどうなるのか??想像してみましょう。上腕骨はぶら下がっているだけですよ!! ぶら下がった上腕骨は重力に対して下方に引かれるため、ぷらーーーんって垂れ下がったようになりそうじゃないですか?? これが亜脱臼という状態です。 肩関節は腕が垂れ下がっている時に、先ほど言った上関節上腕靭帯や烏口上腕靭帯は上腕骨が下方に落ちないように緊張します。これらの靭帯は腕を垂らしている時に最も緊張し、挙上していくと緩みます 肩関節は腕を垂らしている時も、内部では靭帯の働きにより安定化しているんです。そのため、五十肩等で炎症が起こると、「何もしてないのに痛い」「腕を垂らしているだけで痛い」という症状が出現するのです。 では、肩関節のリラックスポジションって何?ってなりますよね。 肩関節は上腕骨がぶら下がってますよね?それを落ちないように靭帯が支えていますよね? なら落ちないように下から支えればいいんです。 例えば「寝る時も痛い」という症状の場合は、痛い方の肩の下にクッションを引きます。寝ればわかりますが、肩甲骨の形状で布団との間に隙間が生まれます。まず、その隙間をクッションで埋めます。その後、肘を90°くらい曲げ、お腹の上に掌を置くようにすると、肩関節にとってリラックスしたポジションとなります!! 本日はここまでにしましょう!! 次回は・・・肩や腕は痛くないのに腕が挙がらない・・・そんな人がいるので、なぜでしょうか?次回書いていきたいと思います。 では皆さん本日は本当にお疲れ様でした!
山田整形外科