皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。週1のブログ更新を目標に掲げていますが、なかなか実現は難しいですね;; 毎度のごとく更新が遅くなり申し訳ございません。
今は身体の各部位ごとにシリーズ化して更新をしていますが、そうすることでネタが割とポンポン思い浮かんだり、書いてて楽しいので良い継続方法を見つけたなと感じております^-^
前回はストレートネックについてお話しましたね。少々難しい内容だったと思いますが、ストレートネックは簡単に言うと椎間板が変性して椎体間が狭くなり弯曲が減少した状態を指します。頸椎と腰椎の前弯(前方に凸の弯曲)は椎間板前方が後天的に拡大し形成されているものなので、椎間板変性により椎間板が潰れてくれば、当然前弯は減少しそうですね。
っと復習はここまでにして、本日は現代社会と首痛の関係についてです。 現代では、パソコン、スマートフォン、タブレットなどを用いて仕事や授業、趣味活動等、日常生活で必ず使用しますよね。仕事等で使う方はパソコン、スマートフォンで1日に10時間以上使うって方も珍しくないと思います。
 
肩こり、首こり、目の疲れ、頭痛などデスクワーカーでは慢性的に感じている方は多いのではないでしょうか。そもそもなぜ凝るのか?肩こりという言葉は誰もが知っていますよね。そして、病院や整体に行っても必ず『姿勢が悪い』から痛いと言われるでしょう。
では、皆さん一般的に言われる背筋を伸ばした良い姿勢でしばらく座ってください。どうですか?良い姿勢は楽ですか?身体によさそうですか?多分全員が口をそろえてキツイと感じるのではないでしょうか。 そう。良い姿勢とは決して楽な姿勢ではないのです。
一般的に悪い姿勢とは、頭が前方に突出し、背中が丸くなっている状態が一般的かなと思います。デスクワーカーさんではその姿勢で何時間もいるわけですね。では、そのような姿勢でどこにストレスがかかるのかと言いますと、頭と首を動かす『後頭下筋』に負担がかかります。
この後頭下筋は頭部の位置を常に正中にするように働いており、微妙なズレに瞬時に反応します。そのため、常に働いている筋肉と言っても過言ではありません。そして、悪い姿勢ではこの後頭下筋により一層活動を強いるわけです。
人間は重心位置よりも頭部は前方に位置するため常に前方に回転する力が働いています。つまり、筋活動が起こらなければ人間は前に転んでしまいます。そのブレーキとなっているのが後頭下筋です。悪い姿勢では頭は前方に突出しておりますので、前方に回転する力がより強くなります。そのため、そのブレーキとして働く後頭下筋によりストレスがかかるわけです。

また、後頭下筋は眼球の動きでも活動するため、パソコン業務が多い方では悪い姿勢+眼球運動により更に負担が増すわけです。
上記のような理由により首の痛みが発生します。パソコンやスマートフォンの登場により現代社会では首の痛みと離れられない状態となっているのではと考えられるため、普段からのセルフコントロールが大切だと思います。
では、本日はここまで^^
日進月歩
山田整形外科