皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です^^残暑が続きますが皆さんは体調はどうですか?先日も熱中症で搬送されたというニュースがありましたね;;9月も終わりだというのに、いつ夏は終わるんでしょうか・w・
さて本題です。前回のPart5の最後に腕は痛くないのに肩が挙がらない。。。そんな人がいます。なぜでしょうか??
自分の回りに猫背の人はいませんか?もしいたら、バンザイしてもらいましょう。おそらく、ほとんどの人が両耳まで腕が挙がらないはずです。また、五十肩等を罹患していないならば、痛みはないはずです。
なぜ、猫背だと腕が挙がらないのか・・・以前の肩こりのブログでも説明したと思いますが、肩甲骨と背中の動きは連動しています。肩甲骨は肋骨に張り付くように位置しています。猫背になり背骨が丸くなると、肩甲骨は外に広がり前傾します。また背筋を伸ばすと、肩甲骨は内側に寄り後傾します。
 
上図は身体の骨格を右側面から見た状態です。前傾とは肩甲骨が前方におじぎしてくる動きです。後傾はこの逆の動きになります。
腕を180°耳まで持っていくためには、肩甲骨の関節面が上方を向かなければいけません。そのため、挙上時に肩甲骨は上方回旋する事で動作を完遂させているのですが、前傾が強くなりすぎると上腕骨の動きに対して肩甲骨関節面を向ける事が困難となり、動作を完遂できません。
皆さんも限界までバンザイしてみましょう!耳につくまで!!そうするとどうでしょうか。自然に背中が伸びていませんか?
だいたい脊柱の伸展が10%ほど肩関節の挙上に関係しているのですが、最終的な肩甲骨後傾の動きを出すために胸椎伸展が必要であり、脊柱と肩甲骨の動きがきちんと連動する事により挙上動作がスムーズに行われているんです。
つまり背中が伸びない人は、肩甲骨の動きも悪くなっていますので・・・当然肩関節全体としての動きは不良となります^^;
次回はそのチェックや改善方法について説明していきたいと思います!!
では皆さんお疲れ様でした^^
山田整形外科