皆さんこんにちは!理学療法士の高橋です。
先月までは暖かい日が続いていたのに、急激に寒くなり体調崩されている方もいるのではないでしょうか。
医学系の事をずっと記載してきましたが、ネタ切れというかイマイチぴんと来る題目がないためいつもと違った記事を書こうかと思います。
皆さん『考える』とはどういうことだと思いますか?漠然と『考えること』と聞かれても、おそらくイメージ湧かない方が多いのではないでしょうか。

私は仕事において常にオリジナリティーを出さなければならないと思っています。評価、治療等において『私じゃなければいけない』患者様からそう思われるような人間にならなければと日々努めるようにしております・・・笑
なぜ私がそう自分に言い聞かせているのか。それは、AIが進歩し人間の仕事がAIに置き換わる可能性があるからです。誰でもできる仕事ならばAIに任せれば確実なのです。飲食店のオーダー、携帯ショップの受付なども機械化されていますよね。理学療法の世界でも様々な講習があり、講師が色々な治療法を教えてくれますが、そんな1日で誰でも習得できるようなスキルが必要とされますか?誰でもできる事は誰からも必要とされなくなるのです。
将来患者様に必要とされるためには、あなたにしかできない事を持たなければならないということです。
そこでオリジナリティーを出すために必要なことが『考える』ことなのです。
一般的に知識が多い人は頭が良い、思考力があるといったイメージですよね?確かにたくさん本を読み、勉強している人はテストの点数は多く取れるのかもしれません。しかし、テストの点数が高い=思考力があるではないんです。
例えば、本に書いてある事を暗記し、テストで回答していき、結果100点を取りました。確かに本に記載してあることを暗記したことにより知識は増えたと思いますが、『考える』という工程はいっさいありません。覚えたことをただ書いただけです。では、『考える』とは何か?
私は『考える』とは、答えを導き出すまでの道のりを指すのではないかと思います。例として、膝の内側が痛い患者様が来たとします。膝の内側が痛いから、内側側副靭帯を痛めているんだろう(本にそう書いてあったから)。これでは全く考えていませんね。本にそう書いているからそうなんだという。
では、膝の内側はどうすると痛いのか?この動きで痛みは出るのか?この運動ではどうか?臨床で痛みの原因が様々であることを知っていれば、その痛めた原因、痛めた組織を考えます。つまり、痛みの原因を探し出す工程が『考える』ということなのです。
すいません。結局病院ネタになってしまいました;;
本をたくさん読めば知識は増えます。それは間違いありません。ですが、本に書いてあることを述べるだけでは、それは著者の脳を借りているだけで自分自身で考えているわけではないのです。
私にしか出来ないこと、私じゃなければダメなんだと、そう言ってもらえるような理学療法士をこれからも目指して頑張っていきます!
皆様本日もお疲れ様でした!
日進月歩
山田整形外科